口腔: 口腔は消化器系のはじまりで、食物を摂り入れて、噛み砕き(咀嚼)、それを飲み込んで胃に送り込む(嚥下)役目をもっています。

舌: 舌は食物を噛むときには歯を助けて働き、噛んだものを胃に送り込み、発声時にも必要です。また、いろいろな味覚を味わっています。ちなみに味覚は舌だけでなく、歯でも、口の中の粘膜でも感じています。歯応えが違うと味も違って感じられますが、これは歯根膜で感じ分けているからです。また、「入れ歯ではちっともおいしくない」などといいますが、これも粘膜の上に入れ歯が乗っかって、味を感じる部分が少なくなっているからなのです。

歯: 生後間もなく生えてくる乳歯20本と、それと交代して学童期に生えてくる28(32)本の永久歯があります。歯のおもな役割は食物を咀嚼することですが、嚥下、発音、顔貌などにも、おおいに関係があります。


食物は口の中で噛み砕かれ、消化管(食堂から直腸まで)に送り込まれます。そして、消化管に入った栄養素が、消化管の壁を通り抜けられる状態にまで変化することを消化といいます。
すなわち、消化とは、その栄養素を最小構成単位に近いところまで分解することです。消化され、消化管から体内に吸収された物質は、そこで再び、たん白質や脂質などに再合成されて、エネルギーとして利用されます。
また、体の中に入った食物がいろいろな消化器系でスムーズに消化されるためには、順序よく消化管内を移動してくれたほうが有利です。つまり、栄養素の消化と吸収にとっては、消化器の適度な運動が必要です。その運動の第一歩は噛むことです。噛んで唾液とよく混ぜ合わせることです。






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